いや、なかなか御大層なタイトルなんですが、毎年成人の日に江ノ島海岸で行われる神輿渡御なんです。
主催は神奈川県の神輿連盟、もちろん、半纏着て股引はいて担ぐなんてなまぬるい事はいたしません。なんせ練成大会ですから。皆様御期待通り、締め込み一丁の海水浴でございます。(^_^)ゞ
去年は豪雪で中止になったこの催し。今年はぜひ行きたいというメール仲間が集まりまして、小田急ロマンスカーで優雅に参ります。Ｍきちさん・Ｐさん・Ｄさん・はっちゃんロマンスカー車内で早くもビールで乾杯。江ノ島現地集合のＪさんをくわえて、総勢５人。ほとんど某フォーラムのオフ会です。
去年まで使っていた、江ノ島の「Ｆ館」がこの御時世で休業なんだそうで今年は、Ｒさんの紹介のＫ旅館で着替えます。休憩、着替え、入浴込みで1500円なら納得できる値段。神奈川方面でお馴染みの会がかなり来ていました。
１２時半頃そろそろ、浜へ出ます。昨日まで天気が良かったのに、今日はうってかわった曇り空。今にも雨がふりそう......。１時から神主さん、新成人、神輿連盟の役員が集まって神事が行われています。我々旧成人は浜のたき火にあたりながら時間を待ちます。振り袖姿の新成人も一人いましたネ。
やっと神事が終わり神輿があがります。
本日の神輿は、４座。浜辺で海を背中に並んでいます。
はじから藤沢鳳龍会の神輿。大きさ台輪で約2.5尺四方に階段のある二重勾欄。屋根は唐破風。欅の肌が削り立ての様に真っ白な神輿です。この神輿だけが４点棒です。
次は藤沢伊勢睦。大きさ、形式は同じ様な唐破風二重勾欄2.5尺の神輿ですが、欅の目がきれいな飴色でした。２点棒の神輿です。赤提灯が艶やかでした。
３座目が片瀬の諏訪睦。これも２点棒です。二重台輪なので下台は大きさ2尺5寸位ありますが、上台輪が２尺強しかないことと、囲垣が一重の平屋台である事と相まってやや小さめに見えます。
最後の神輿は腰越小動（こゆるぎ）神社・小動会の神輿で、平屋台2.8尺の今日一番大きい神輿でした。
基本的にはどれにとりついてもかまわないのですが、はっちゃんたちは川崎Ｋ睦のＵさんと一緒に、片瀬の諏訪睦の神輿に取り付きました。神輿がやや小さめで、担ぎ手が多い方が、あったかいもんですから(^_^)ゞ
浜で少し揉んで体を暖めた後、まっすぐ海に入ります。海の水は冷たいというよりも、ピリピリと痛いですね。他の担ぎ手と体がふれあったところはホッと暖かくなります。
小動会と伊勢睦の神輿には締め込み一丁の新成人が乗っています。諏訪睦には、半纏に半ダコ姿の女の新成人でした。残念ながら今年は振り袖姿で神輿に乗った人はいませんネ。鳳龍会の神輿は誰も乗せていない代わり一番沖まで行きました。他の神輿ははっちゃんの乳くらいの深さでしたが、鳳龍会の神輿は完全に肩が漬かるくらいの深さまで海へ入っていました。
海の中でたっぷり揉んだ後、浜へ帰ります。実はこの時が一番寒いんです。幸い曇っていましたが、風がない日で助かりました。４基揃ってから木が入り、手拍子をうって神輿がとまった後は一目散に焚き火のところへ帰って、振る舞いの豚汁で体を暖めます。
締め込みの上から半纏を着て、焚き火にあたってやっと人心地。海からあがって以来の体のふるえがやっととまりました。
宿へ帰って入浴、そばやで遅めの食事をして、ロマンスカーで新宿へ帰りついたのは５時ちょっと前でした。
はっちゃん QZM02610@nifty.comでした
