【神輿見たまま】大和田氷川神社裸神輿 平成14年７月27日（土）
この写真のみ新座市役所提供
新座市大和田氷川神社から出発して旧川越街道を往復する、裸神輿。180年以上の歴史を誇る大和田の祭りが今年も７月最終の金･土曜日に挙行されました。例年、町会の役員の方に「はっぴ」を用意していただいて、金･土に二日間御邪魔していたはっちゃんですが、今年はどうしても二日間の都合がつかず、土曜日だけいってきました。
土曜日夕方5時半に神社に着いたはっちゃん。今年は「野次馬」のため係りのKさんに白法被の貸し出しをお願いします。この祭りでは正式に登録された「はっぴ」のメンバー以外の担ぎ手を「野次馬」とよんでいるんです。
さらしを締めるのをKさんに手伝ってもらって、支度を終えてから、社務所の広間で、早めの食事をいただきます。大きなおにぎりと、冷奴、それとビール。あんまり飲みすぎると、後で小便へ行きたくなるのでほどほどにしておきます。トミさんも来ています。彼はちゃんと法被をとって、昨日からの連続参加です。「はっぴ」と「野次馬」だとはんてんがちょっとちがうんだそうです。なるほどトミさんのはっぴは黒糸の刺繍で29番が縫いつけてあり、はっちゃんのはっぴはマジックで60番が書いてありました。例年はっぴの紛失があるので、番号で管理するようになったんだそうです。今年は社務所の玄関に「神輿を担いでみたい方へ」のポスターも貼ってありました。
役員のOさんの話では、昨日はプロジェクターを使って、祭りの参加者に、はっちゃんのホームページの紹介があったんだそうです。平成7年に参加して以来、今年で8回目の参加となり、ホームページでの見たままレポートも平成9年以来（no22,54,88,119,137）5本になりました。初めて参加の年、たった20分でリタイアしたのもつい昨日のような気がするんですが。
そろそろ時間です。はっぴ一同、境内へ出ます。はっぴ頭から「今日も事故のない渡御を」との挨拶があり、お神酒でお清めの後、昨日収められた御仮屋から神輿を出して丁度7時、本日の渡御が始まります。まずは境内の要所要所で神輿を勢い良く練って荒振りを披露、境内を３周ほどしてから観客の歓声に送られて、神輿は町内の渡御に出発します。定めの通り、裏の鳥居をくぐり旧鎌倉街道を通って旧川越街道英橋で折り返し。最初の休憩所の祠に着いた頃には、日がとっぷりと暮れております。旧川越街道の車両通行止め(バスを除く)の時間は７時半から９時までなので、役員たちは結構微妙な、時間調整に気を配っているようです。先回りしたはやし連から獅子舞が来てひと舞。近所の子がびっくり、泣き出しちゃいました。
休憩後出発、こんどは上り坂、ぐんと重くなった神輿をはっぴ一同協力しながら担ぎます。この神輿の担ぎはステップがないので足がぶつかりやすく、神輿につける人数が限られてしまうんです。頻繁に交代することで補っていきます。神輿を時々止めて、「肩入れ」をして、「ヤンヨー･ヤンヨー」の声をあわせながらゆっくり坂を登っていきます。全面通行止めですから、道路の中央を上がっていきます。坂を登りきって、大和田の端っこ、野火止の手前まで行って折り返し、新座駅前通りの交差点で一揉み。この場所で休憩するのも例年の通り。
大勢の人たちが神輿のくるのを待っていてくれます。ギャラリーの前で大きく揉んで、廻って、刺して。休憩前の一がんばり。腰が入らなくなった頃を見極めて、はっぴ頭の一声、休憩に入ります。休憩の間にも近所の人が知り合いの若者に激励に訪れます。友人同士でしょうか「よう。ごくろうさん。ふんどしかっこいいよ」「おまえ、やんないのか？来年はやれよ」なんて声がかかることも。出発のとき、神輿を抜けて、写真をとっているました。「こら、はっちゃん。いろいろ書いたって、神輿は担いでなんぼだぞ！」一昨年のはっぴ頭Kさんの檄が飛びました。
再び坂を下って大和田中町の交差点で、精一杯見せ場を作り、神輿は午後9時過ぎ氷川神社の鳥居に帰り着きます。鳥居前で一揉みの後ゆっくり鳥居をくぐり態勢を整え、二の鳥居をくぐったところで一気に境内に走りこみます。境内で待ち構えた人たちの拍手と声援にこたえて雄雄しく荒れ神輿を披露。拝殿で揉んで、囃子棚で揉んで、あっちこっちで揉んで差して廻して、大歓声の中、町内渡御を無事終えた神輿はしばらく休憩です。
休憩を挟みながら、何回も荒神輿振りを披露していきます。でも去年怪我人がでたんで、今年は、神輿をぶつけて花掛けを壊すのは中止になりました。ベニヤがバリバリと大きな音を立てて壊れると共に歓声が上がり、見所だったんですが。
午後11時、今年の大和田氷川神社の裸みこしは無事終わりました。御霊を返した後直会です。着替えて挨拶するはっちゃんにKさんが「また来年もきてくれよ」と声をかけてくれました。
8月中旬に配られた、「新座市議会便り 8月10日号」のトップに裸神輿の写真がおおきく載っておりました。はっちゃんも、トミさんもちゃんと写っています。議会事務局にお願いして、写真をメールで送ってもらいました。何年も担いでますが、大和田の神輿で自分が担いでいる写真は一枚もなかったので貴重な写真になりました。
このページ冒頭の写真です。
はっちゃん QZM02610@nifty.comでした。
